ディベート歴1年、名古屋大学2年の御子柴誠也です。今回、広告担当の人から寄稿文を書けということだったので、今年一年E.S.S.でやってきて特に印象に残った出来事、イベントなどと自分が感じたことについて書いていこうと思います。

夏休みの練習中メガネが壊れてスカウターモードに
そもそも自分がE.S.S.に入ったのは自分のひどすぎる英語嫌いを克服しようと思ったからです。高校生の頃の自分は本当に英語が苦手で文法を覚えたり単語帳を開いたりするのも嫌で避けているような状態でした。それでも自分の将来的な目標のために英語は絶対に必要で克服しなければならないと思いE.S.S.に入部しました。入部したての頃は右も左もわからない状態でしたが、先輩方がディベートとはどういうものか、どうやって試合をするのか、どのように論点を主張するのかなどを丁寧に教えて下さりました。

ふぇぇぇぇぇぇ……。゚(゚´Д`゚)゚。
そしてE.S.S.に入って半月くらいたったころにあったのが若鯱練習会という行事です。南山大学で開かれたこの行事は名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、岐阜大学など中部unionに加盟する大学の1年生が集まり、先輩からレクチャーを受けたり、練習試合をしたりして、その後みんなでご飯を食べるというものです。僕はここでたくさんの他大学の友達を作ることができました。その一週間後に行われたのが鯱杯と呼ばれる1年生にとって初めての大会です。大会といっても参加するのは中部の1年生のみでほとんどの人が顔なじみなのでそれほど緊張せず(もちろんスピーチをするのはめちゃめちゃ緊張しますが…)参加することができました。そしてこの大会でチームとしては3位、個人としては4th best speakerになることができました。まさにここが自分のディベート人生が大きく変わった瞬間だったと思います。この大会でディベートで勝つ楽しさや嬉しさ、また負ける悔しさを知りディベートの魅力にのめりこみました。この経験のおかげでこの後の数々の1年生の全国大会に出る勇気も得ましたし、負けが続いてつらい時にもあきらめずに続けることができたと思います。

笑おうとしつつも硬い口角
鯱杯の後に出た大会が初めての全国大会となる若葉杯です。初めての全国大会(こう書くとすごい感じがしますが一部の上位層以外4月から始めた人たちで予選とかもないので是非皆さんも参加してみてください)とあって当然めちゃめちゃ緊張しましたがジャッジの先輩方もとても親切で楽しく大会を終えることができました。
その後も練習を重ね、すこしディベートというものになれてきた頃にあったのが、8月の下旬に開催された初の2日間ブレイク制の大会である銀杏杯です。ブレイク制とは大会1日目の予選の成績で上位のチーム一定数が2日目の本戦トーナメントに残れるという仕組みのことです。1日目エントリーと2日目エントリーに分かれている若葉杯と違い1日目に全チームが集まるためチーム数も若葉杯より多く、オープニングセレモニーやブレイクナイト(1日目の夜にある夕食を食べながらブレイクチーム発表を聞くやつ)などイベントとしても非常に楽しかったです。また、この大会で中部のチームがブレイクし、(杉森・平松ペア)一緒に練習してきた仲間がブレイクし、自分たちがブレイクできない悔しさも知りました。

Prime Minister みこりん
その悔しさをバネに大会でブレイクすることを目標に練習を頑張りましたが、その後の大会でもブレイクすることは叶わず今のところ残している結果としては1月にあったKK-cupと3月にあったディベートのすすめという大会で2大会連続リザーブドブレイク(ディベートのすすめという大会ではルーキーブレイク枠のリザーブド)というなんとも微妙な結果です。
*リザーブドブレイクとはあと1つもしくは2つ順位が上だったらブレイクだったよみたいな感じです。

ディベすす 南山(左)、名大(中)、名工(右)の1年エースチーム
それでも僕はこれが自分の1年間の努力の結果だと思っているし逆にあと一歩ブレイクに届かないところも努力がまだまだ足りていないことを表しているんだと思います。そんな感じでこの1年間ディベートでワクワクやドキドキ、悔しい気持ちなどをたくさん味わいましたが、そうやって心の底から真剣になれるところがディベートの魅力なのかなと思います。僕は来年度もブレイクを目指して練習を頑張るつもりです。これを読んでいるみなさんと一緒にディベートできることを楽しみにしています。
御子柴 誠也